ダニ対策で簡単に行えそうなので、効果があるのかどうか調べる事も多いであろう「スプレー」。ダニ対策を行うのにスプレーを利用しようと思っても、世の中にはスプレーは沢山ありますね。
ダニ対策として売られているスプレーもあれば、ダニ対策とは言わずとも除菌などの名目で売られているスプレーもあるので、どのようなスプレーはダニ対策に効果があって、どのようなスプレーは効果がないのか、ダニに効く対策を紹介していきます。
目次
除菌系スプレーはダニに効果ない?
世の中に沢山出回っている除菌系スプレー。その中でも代表的なのがファブリーズですね。ファブリーズとひと言で言っても、ファブリーズにも色々と種類があります。色々と種類がありますが、ファブリーズの目的の殆どが、消臭・除菌です。
ファブリーズの目的が消臭・除菌である事から、ダニを退治する事はできません。何故ならダニは菌ではないからです。
ダニは菌ではなく、生き物なので、ファブリーズでは退治する事はできません。これでダニを退治する事ができた、ダニを死滅させたとなると、それは殺虫効果が伴うという事なので、別商品になってしまいます。
ですので、ファブリーズを始め、消臭・除菌目的のスプレーでダニを退治しようと試みるのは徒労に終わってしまうので、やめておきましょう。
ダニに効く対策3選:1、ダニに効くスプレーは?
もちろん全てのスプレーがダニに効果がないわけではありません。ダニ対策として販売されている「ダニクリン」などのスプレーはダニ対策として有効です。
しかし、ダニクリンはあくまでダニ除けスプレーであり、ダニを死滅させるような商品ではありません。ですので、ダニクリンを使用する事によってダニが居なくなるわけではありません。
ダニクリンを使用するにあたり、効果を高めるためには事前の掃除や洗濯などが必ず必要となります。ダニが気になる場所を清潔にしてからダニクリンを使用すると、ダニを寄せ付けない効果を発揮してくれます。
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ダニクリンの効果や口コミは嘘?正しい使い方や、洗濯するとどうなる?
ダニクリン基本情報 ダニ除けスプレー スプレー加工タイプ 成分 主成分:脂肪族系カルボン酸エステル 除菌(イソプロピルメチルフェノール) 有効範囲 1m2あたり5~6回程度噴射 捕獲可能なダニ ・チリ ...
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スプレータイプは薬剤も使用しているので、薬剤を振りかけた枕に頭を乗せて寝る・・・というのも気が引ける・・・と感じる方も少なくありません。しかも、ダニクリンの効力もそんなに長く続くわけでもないので、すぐにまたダニは増えてきてしまいます。
つまり、スプレータイプではダニとのいたちごっこになってしまうという事です。
ダニに効く対策3選:2、部屋ごとダニ対策
スプレー以外のダニ対策として、今注目を集めているのが「マモルーム ダニ用」です。このマモルームは天然精油などを利用しており、稼働させる事によって成分が噴出し、部屋内のダニを一網打尽にするものです。
コンセントにさして稼働させるだけでダニ対策ができるので手軽ですが、近年空気清浄機などを常用しているご家庭も多いですよね?マモルームは空気清浄機が空気を綺麗にしようとし、マモルームが噴出している薬剤の空気も綺麗にしてしまうので、あまり効果は発揮されません。
また、マモルームダニ用は天然精油としてラベンダー油が使われており、このラベンダー油は猫にとって良いものではなく、下手したら死に至ってしまう場合もあるものなのです。
スプレータイプもマモルームもダニに対して効果はありますが、不安要素もあります。
ダニに効く対策3選:3、ダニ捕りシート
ダニの駆除・対策で一番重要なのが、このダニ捕りシートです。これまでの方法はあくまでダニの繁殖を遅らせるだけでしたが、具体的にダニを退治・駆除できるのはこのダニ捕りシートです。
今ダニを退治・駆除する方法として人気を集めているダニ捕りシートとは、専用のシートの中にダニを誘引し、そこから逃がさずに死滅させるものや、シートの中に留めて、そのままゴミ箱に捨てるタイプなどがあります。
シートの中の粘着でダニを逃がさないものや、シートの中で餌を食べさせているうちに、ダニを乾燥させて死滅させるタイプがあります。※ダニは身体の80%が水分で出来ているため、乾燥させられることに弱く、死滅してしまうのです。だからこそ、ダニは湿気が多い場所を好みます。
使用目的 | ダニを捕まえる |
ダニ捕獲方法 | 誘引剤を使用 |
ダニ捕獲後 | ・乾燥タイプ ・閉じ込めタイプ ・粘着タイプなど |
有効場所 | 屋内 |
捕獲可能なダニ | ・チリダニ ・ツメダニ ・イエダニなど屋内のダニ |
注意点 | マダニなど屋外のダニは使用不可 |
ダニ捕りシートでダニを退治・駆除するメリットとデメリット
ダニ捕りシートでダニを退治・駆除するメリット
1.安全性が高い:ダニ捕りシートには、化学物質を使用せず、粘着剤のみでダニを捕らえるものがあります。 そのため、人やペットへの影響が少なく、安全性が高いとされています。
2.使い方が簡単:ダニ捕りシートは、設置するだけで簡単に使用できます。また、移動させることもできるため、ダニが発生している場所に合わせて自由に設置できます。
3.ダニの観察にも役立つ:ダニ捕りシートには、捕獲されたダニの種類や数を確認することができます。 そのため、ダニの発生状況や種類を把握することができ、適切な対策を立てることができます。
ダニ捕りシートでダニを退治・駆除するデメリット
1.効果が限定的:ダニ捕りシートは、粘着剤でダニを捕獲するため、ダニが発生している場所に限定されます。また、成虫のダニしか捕獲できないため、卵や幼虫などのダニには効果がありません。
2.交換の頻度が必要:ダニ捕りシートは、一度使用すると、その粘着力が低下するため、定期的に交換する必要があります。 そのため、長期的に使用する場合、コストがかかる可能性があります。
3.設置場所に制限がある:ダニ捕りシートは、設置する場所に制限があります。例えば、風通しの良い場所や、直射日光の当たる場所では、接着力が低下するため、効果が遅くなる場合があります。
ダニ捕りシートを使ったダニ退治・駆除方法は結局どうなの?
上記でお伝えしたダニ捕りシートは粘着タイプのものなのですが、実はダニ捕りシートには他にも種類があります。
ダニ捕りシートの中でおすすめしたいのが、ダニを誘引し、シートの中で乾燥させて退治・駆除するタイプのダニ捕りシートです。
ダニを誘引し、乾燥させて退治・駆除するダニ捕りシートとは
ダニを退治・駆除する方法というのはいくつかありますが、ここ数年で一気に流行ってきているダニの退治・駆除方法が、ダニを誘引し、乾燥させて退治・駆除するダニ捕りシートの「ダニコロリ」です。
くらしラボのスマイルストアにて販売されているダニ捕りマット(シート)の「ダニコロリ」は、ゴキブリホイホイのように、ダニにとって魅力的な香りなどでダニを誘い込み、ダニコロリの中で餌を食べながら乾燥剤の効果でダニ自身を乾燥させていきます。
ダニ捕りシート | 乾燥タイプ |
ダニ誘引剤 | 豆粕、小麦加工物 |
ダニ乾燥剤 | 植物繊維乾燥剤 |
香料 | 緑豆 |
サイズ (長さx幅x高さ) | 20 x 15 x 5 cm |
有効範囲 | 1枚で5〜8畳 |
捕獲可能なダニ | ・チリダニ ・ツメダニ ・イエダニなど屋内のダニ |
枚数 | 3枚同梱 |
使用上の注意 | ・水に濡れないようにしてください ・ご使用中にお身体に異常が見られた場合はすぐに使用を中止してください ・お子様の手には届かないところに保管してください ・保管する場合は、高温多湿の場所を避けて保管してください ・1ヶ月経過したら家庭用のゴミとして処理してください(各自治体の指定に従ってください) |
販売会社 | 株式会社くらしラボ(Kurashi-Labo inc.) |
ストア名 | スマイルストア |
住所 | 東京都江東区門前仲町1-6-4 |
電話番号 | 0120-044-904 |
公式ページ | https://kurashi-labo.co.jp/ |
ダニの身体は8割が水分で出来ている
何故ダニ自身を乾燥させる事が有効的なのかというと、それはダニの身体の8割が水分で出来ているからなのです。
だからこそダニは湿気を好む傾向にあります。
つまり、ダニを乾燥させればダニは物理的に弱り、力尽きていく・・・というものです。
これがダニを退治・駆除していくダニコロリの効果です。
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効率的なダニ退治・駆除の方法は?
1.換気をしっかり行う:ダニは湿気を好むため、換気をしっかりと行い、部屋の湿気を下げることが大切です。
2.掃除をこまめに行う:ダニはホコリに付着していることが多いため、こまめに掃除を行うことが大切です。
3.エッセンシャルオイルを使う:エッセンシャルオイルにはダニを退治する効果があります。例えば、ティーツリーやユーカリなどのオイルを加湿器に入れて使用することで、ダニの発生を抑えることができます。
4.ハーブを使用する:ダニには、ニームやクローブなどのハーブが効果的です。
5.ダニ捕りシートを使用する:ダニ捕りシートは、化学物質を使用せず、安全にダニを捕獲することができます。定期的に交換することで、環境に優しいダニ退治を行うことができます。
これらの方法を組み合わせることで、効率的なダニ退治・駆除を行うことができます。
ただし、一度行うだけでは効果が薄いため、全て定期的に行うことが大切です。
この5つの項目を全て定期的に行うのはかなりの労力が必要だったりするので、効率的にダニ捕りシートを活用することをおすすめします。
そのために、ダニを乾燥させて退治・駆除するダニコロリがおすすめです。
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ダニ捕りシートで退治できるダニ
「チリダニ(ヒョウヒダニ)」は、節足動物門クモ形綱ダニ目チリダニ科の1属である、チリダニとも呼ばれています。
体長0.3〜0.4mm。ほぼ年間を通して見られます。人などの表皮を好むことからこの名がつけられました。動物の巣内や人家などに普通に生息しています。特に人家では、カーペット、ベッド、枕、布団、ソファーなどから多く見つかります。ヒョウヒダニ属のうち、室内塵生息性のダニ類では特に主要なコナヒョウヒダニ(D. farinae)とヤケヒョウヒダニ(D. pteronyssinus)の2種は特に人との関係が深く、人家に極めて普通に生息します。ただし、ツメダニなどのように人を刺したりすることはありません。温度20~30℃、湿度60~80%程度を好みます。ヒョウヒダニの体や死骸、糞などは、それらに由来するタンパク質等が気管支喘息や鼻炎といったアレルギー性疾患の原因(アレルゲン)となり、ハウスダストの原因の一つとしても知られています。ヒョウヒダニの餌は、ほこりやヒトのフケ・アカ、食品のクズ、昆虫の死骸など。フケ・アカ・汗などにおいて、1gあたりおよそ300匹生息しているといわれています。ヒョウヒダニの駆除・予防方法としては、発生源が絨毯や毛布などであることから、日頃の掃除機掛けなどが挙げられます。しかし、日頃のこまめな掃除などではなかなか全てを退治・駆除できないので、ダニ捕りシート(マット)の使用を推奨します。
「ツメダニ」は、ダニ目前気門亜目ツメダニ科に属するダニの総称。人を刺し、皮膚炎を発症させます。
顎体部の触肢が強大で、大きな爪を持つため、この名があります。体長0.2〜1.0mm。淡黄橙色。梅雨時、秋口に増殖し、特に夏場に活発に活動し、人への被害も出やすくなります。ヒョウヒダニやコナダニなどを捕食し、体液を吸います。ツメダニは高温多湿の場所を好み、人家のカーペットや畳、布団などに発生します。特にヒョウヒダニやコナダニなどが人家に大発生した場合は、それらを餌とするツメダニが二次的に発生しやすいです。夜間に人を刺し、体液を吸います(吸血はしない)。特に膝、股、腕、脇の下、首から胸などの部位が刺されやすいです。これにより、刺された人は刺されてからしばらくすると、赤く腫れてかゆみを伴った皮膚炎を発症します。なお、雌のツメダニは卵→幼虫→第1若虫→第2若虫を経て雌成虫となるのですが、雄は第1若虫からそのまま雄成虫になります。
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ダニ捕りシートで退治できないダニ
ダニ捕りシートは家の中に生息している「チリダニ」「ツメダニ」には有効ですが、外に生息しているダニには効果がありません。
赤ダニ(アカダニ)の退治・駆除方法はそこまで難しくありません。先ず外に居る赤ダニ(アカダニ)には、ホースで水をかけたりすればそれでOKです。
また、中性洗剤を混ぜた水を霧吹きなどに入れて吹きかけるのも効果的です。
外に居る赤ダニ(アカダニ)は難しく考えず、これくらいの対策で退治・駆除する事が可能です。しかし問題は、家の中に入ってきてしまった赤ダニ(アカダニ)の退治・駆除方法ですね。
家の中に入ってきた赤ダニの退治・駆除対策
外に生息している赤ダニ(アカダニ)が何故家の中に入ってきてしまうかというと、それは窓や玄関の隙間から入ってきてしまう事があります。通常家にいるチリダニやツメダニはダニ捕りシートなどで退治できますが、赤ダニ(アカダニ)はダニ捕りシートでは退治できません。
それでは赤ダニ(アカダニ)はどのように退治すれば良いかというと、それはもうオーソドックスに掃除機などで吸い込む事です。
赤ダニ(アカダニ)が家の中に入ってきたとは言えど、もともと家の中にいるチリダニやツメダニほど数は多くないので、掃除機で吸いこむ事で充分です。潰してしまうと、人の肌に湿疹が出てしまう液体が出てくるので、間違えても潰さないように掃除機で吸いこみましょう。
赤ダニ(アカダニ)を掃除機で吸い込んだら、すぐに掃除機の中身をゴミ箱に捨てるようにしましょう。掃除機で吸いこんだからといって、それで赤ダニ(アカダニ)が死ぬわけではないので、掃除機から逃げ出さないように、すぐに捨ててしまうのがおすすめです。
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