このページのポイント
- ゴールデンウィークからダニ爆発?
- ダニ対策を怠るとどうなる?
- ダニ退治・駆除のためにする事
ゴールデンウィーク(GW)は全国的に気温が上がり、雨が増えてくる時期です。そうなってくると毎年恒例で発生するのがダニです。本来ダニ対策は3月末から4月初旬から行うのが理想的ですが、ゴールデンウィーク(GW)のダニ対策はどうしたら良いのでしょうか。今からでも間に合うダニ対策を紹介します。
目次
ゴールデンウィーク(GW)からダニ爆発?
ゴールデンウィーク(GW)が近づくと気温がどんどん上がってきますよね。そして雨風も伴い、外ではどんどん雑草が伸びてきて植物が育っていきます。それと同じように、ゴールデンウィーク(GW)頃からダニの繁殖が急激に早くなってきます。
ダニは高温多湿を好み、カビよりも速いスピードで繁殖していきます。
このダニ、たかがダニと思っていると、大変なことになってしまいます。
ダニ対策を怠るとどうなる?
「たかがダニでしょ?」と油断してしまう人もいるかもしれませんが、ダニはハウスダストアレルギーの元凶でもあり、家の中の寛ぎたい、ゆっくりしたい空間で鼻水が止まらなくなったり、鼻詰まりになってしまったりします。
アレルギー性鼻炎を放置していると、鼻茸や乳頭腫という腫瘍が鼻腔内に出来てしまう事があり、乳頭腫に関しては癌化する恐れがある怖い腫瘍なのです。
また、まるで髪の毛か何かが肌にソヨソヨと触れているような痒みが身体中で起こったりします。ダニは本当に小さい生き物ですし、服などを介して身体に移り、痒みの原因になったりします。
ダニ対策を怠ると更に直接的な害も!
多くのご家庭でダニが増えてくると、まず最初に増えてくるのがチリダニです。チリダニは直接的に人間に害はありませんが、上記で説明したようなアレルギーやこそばゆい痒みの原因になります。
そしてこのチリダニの繁殖を放置していると、チリダニを捕食するためにツメダニが現れます。このツメダニが人間に直接的な攻撃をしてきます。
攻撃をされると、このような虫刺されになり、どんどん腫れて大きくなってきます。更にツメダニに刺された痕は1ヵ月程度残ることもあります。ツメダニに刺された痕は痒みも出てきますし、この痕はなかなか消えないので厄介です。
もちろん痒いからといって掻いてしまうと余計治りにくいので注意が必要です。このようにダニは放置すると地味に厄介です。
ダニを放置した末の最悪なケース
ダニは小麦粉の中にも侵入し、繁殖します。そしてその小麦粉を使ってパンケーキなどを作ると、ダニの死骸が大量に入ったパンケーキが完成します。そのパンケーキを食べると、最悪ダニアレルギーのアナフィラキシーショックで死に至ってしまう事があるのです。
ダニの死骸こそアレルゲンとなり、怖いのです。毎年梅雨の時期や夏になるとマダニのニュースと同じように、ネットニュースなどでこのパンケーキシンドロームの記事があがります。それだけパンケーキシンドロームは一般的なことなのです。
ダニ退治・駆除のためにする事
ダニを退治するための対策として簡単に思いつくのはこまめな掃除ですね。掃除機で埃を吸い、布団やカーペット、ソファなどをこまめに掃除洗濯を行う。もちろんこれも大切です。
大切なのですが、こういった洗濯や掃除だけではダニの被害を減らすことに成功しても、なくなりはしません。
ダニを100%家の中から退治するのは難しいですが、限りなくゼロに近づけるためには、ダニをひとまとめにして退治する事が重要です。それが可能なのが、ダニ捕りシート(マット)なのです。
ダニ捕りシート(マット)とは
今ダニを退治・駆除する方法として人気を集めているダニ捕りシート(マット)とは、専用のシートの中にダニを誘引し、そこから逃がさずに死滅させるものや、シートの中に留めて、そのままゴミ箱に捨てるタイプなどがあります。
シートの中の粘着でダニを逃がさないものや、シートの中で餌を食べさせているうちに、ダニを乾燥させて死滅させるタイプがあります。※ダニは身体の80%が水分で出来ているため、乾燥させられることに弱く、死滅してしまうのです。だからこそ、ダニは湿気が多い場所を好みます。
使用目的 | ダニを捕まえる |
ダニ捕獲方法 | 誘引剤を使用 |
ダニ捕獲後 | ・乾燥タイプ ・閉じ込めタイプ ・粘着タイプなど |
有効場所 | 屋内 |
捕獲可能なダニ | ・チリダニ ・ツメダニ ・イエダニなど屋内のダニ |
注意点 | マダニなど屋外のダニは使用不可 |
ダニ捕りシート(マット)でダニを退治・駆除するメリットとデメリット
ダニ捕りシート(マット)でダニを退治・駆除するメリット
1.安全性が高い:ダニ捕りシート(マット)には、化学物質を使用せず、粘着剤のみでダニを捕らえるものがあります。 そのため、人やペットへの影響が少なく、安全性が高いとされています。
2.使い方が簡単:ダニ捕りシート(マット)は、設置するだけで簡単に使用できます。また、移動させることもできるため、ダニが発生している場所に合わせて自由に設置できます。
3.ダニの観察にも役立つ:ダニ捕りシート(マット)には、捕獲されたダニの種類や数を確認することができます。 そのため、ダニの発生状況や種類を把握することができ、適切な対策を立てることができます。
ダニ捕りシート(マット)でダニを退治・駆除するデメリット
1.効果が限定的:ダニ捕りシート(マット)は、粘着剤でダニを捕獲するため、ダニが発生している場所に限定されます。また、成虫のダニしか捕獲できないため、卵や幼虫などのダニには効果がありません。
2.交換の頻度が必要:ダニ捕りシート(マット)は、一度使用すると、その粘着力が低下するため、定期的に交換する必要があります。 そのため、長期的に使用する場合、コストがかかる可能性があります。
3.設置場所に制限がある:ダニ捕りシート(マット)は、設置する場所に制限があります。例えば、風通しの良い場所や、直射日光の当たる場所では、接着力が低下するため、効果が遅くなる場合があります。
ダニ捕りシート(マット)を使ったダニ退治・駆除方法は結局どうなの?
上記でお伝えしたダニ捕りシート(マット)は粘着タイプのものなのですが、実はダニ捕りシート(マット)には他にも種類があります。
ダニ捕りシート(マット)の中でおすすめしたいのが、ダニを誘引し、シート(マット)の中で乾燥させて退治・駆除するタイプのダニ捕りシート(マット)です。
ダニを誘引し、乾燥させて退治・駆除するダニ捕りシート(マット)とは
ダニを退治・駆除する方法というのはいくつかありますが、ここ数年で一気に流行ってきているダニの退治・駆除方法が、ダニを誘引し、乾燥させて退治・駆除するダニ捕りシート(マット)の「ダニコロリ」です。
くらしラボのスマイルストアにて販売されているダニ捕りマット(シート)の「ダニコロリ」は、ゴキブリホイホイのように、ダニにとって魅力的な香りなどでダニを誘い込み、ダニコロリの中で餌を食べながら乾燥剤の効果でダニ自身を乾燥させていきます。
ダニ捕りシート | 乾燥タイプ |
ダニ誘引剤 | 豆粕、小麦加工物 |
ダニ乾燥剤 | 植物繊維乾燥剤 |
香料 | 緑豆 |
サイズ (長さx幅x高さ) | 20 x 15 x 5 cm |
有効範囲 | 1枚で5〜8畳 |
捕獲可能なダニ | ・チリダニ ・ツメダニ ・イエダニなど屋内のダニ |
枚数 | 3枚同梱 |
使用上の注意 | ・水に濡れないようにしてください ・ご使用中にお身体に異常が見られた場合はすぐに使用を中止してください ・お子様の手には届かないところに保管してください ・保管する場合は、高温多湿の場所を避けて保管してください ・1ヶ月経過したら家庭用のゴミとして処理してください(各自治体の指定に従ってください) |
販売会社 | 株式会社くらしラボ(Kurashi-Labo inc.) |
ストア名 | スマイルストア |
住所 | 東京都江東区門前仲町1-6-4 |
電話番号 | 0120-044-904 |
公式ページ | https://kurashi-labo.co.jp/ |
ダニの身体は8割が水分で出来ている
何故ダニ自身を乾燥させる事が有効的なのかというと、それはダニの身体の8割が水分で出来ているからなのです。
だからこそダニは湿気を好む傾向にあります。
つまり、ダニを乾燥させればダニは物理的に弱り、力尽きていく・・・というものです。
これがダニを退治・駆除していくダニコロリの効果です。
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効率的なダニ退治・駆除の方法は?
1.換気をしっかり行う:ダニは湿気を好むため、換気をしっかりと行い、部屋の湿気を下げることが大切です。
2.掃除をこまめに行う:ダニはホコリに付着していることが多いため、こまめに掃除を行うことが大切です。
3.エッセンシャルオイルを使う:エッセンシャルオイルにはダニを退治する効果があります。例えば、ティーツリーやユーカリなどのオイルを加湿器に入れて使用することで、ダニの発生を抑えることができます。
4.ハーブを使用する:ダニには、ニームやクローブなどのハーブが効果的です。
5.ダニ捕りシート(マット)を使用する:ダニ捕りシート(マット)は、化学物質を使用せず、安全にダニを捕獲することができます。定期的に交換することで、環境に優しいダニ退治を行うことができます。
これらの方法を組み合わせることで、効率的なダニ退治・駆除を行うことができます。
ただし、一度行うだけでは効果が薄いため、全て定期的に行うことが大切です。
この5つの項目を全て定期的に行うのはかなりの労力が必要だったりするので、効率的にダニ捕りシート(マット)を活用することをおすすめします。
そのために、ダニを乾燥させて退治・駆除するダニコロリがおすすめです。
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家の中に出没する主なダニについて
チリダニ(ヒョウヒダニ)
「チリダニ(ヒョウヒダニ)」は、節足動物門クモ形綱ダニ目チリダニ科の1属である、チリダニとも呼ばれています。
体長0.3〜0.4mm。ほぼ年間を通して見られます。人などの表皮を好むことからこの名がつけられました。動物の巣内や人家などに普通に生息しています。特に人家では、カーペット、ベッド、枕、布団、ソファーなどから多く見つかります。ヒョウヒダニ属のうち、室内塵生息性のダニ類では特に主要なコナヒョウヒダニ(D. farinae)とヤケヒョウヒダニ(D. pteronyssinus)の2種は特に人との関係が深く、人家に極めて普通に生息します。ただし、ツメダニなどのように人を刺したりすることはありません。温度20~30℃、湿度60~80%程度を好みます。ヒョウヒダニの体や死骸、糞などは、それらに由来するタンパク質等が気管支喘息や鼻炎といったアレルギー性疾患の原因(アレルゲン)となり、ハウスダストの原因の一つとしても知られています。ヒョウヒダニの餌は、ほこりやヒトのフケ・アカ、食品のクズ、昆虫の死骸など。フケ・アカ・汗などにおいて、1gあたりおよそ300匹生息しているといわれています。ヒョウヒダニの駆除・予防方法としては、発生源が絨毯や毛布などであることから、日頃の掃除機掛けなどが挙げられます。しかし、日頃のこまめな掃除などではなかなか全てを退治・駆除できないので、ダニ捕りシート(マット)の使用を推奨します。
ツメダニ
「ツメダニ」は、ダニ目前気門亜目ツメダニ科に属するダニの総称。人を刺し、皮膚炎を発症させます。
顎体部の触肢が強大で、大きな爪を持つため、この名があります。体長0.2〜1.0mm。淡黄橙色。梅雨時、秋口に増殖し、特に夏場に活発に活動し、人への被害も出やすくなります。ヒョウヒダニやコナダニなどを捕食し、体液を吸います。ツメダニは高温多湿の場所を好み、人家のカーペットや畳、布団などに発生します。特にヒョウヒダニやコナダニなどが人家に大発生した場合は、それらを餌とするツメダニが二次的に発生しやすいです。夜間に人を刺し、体液を吸います(吸血はしない)。特に膝、股、腕、脇の下、首から胸などの部位が刺されやすいです。これにより、刺された人は刺されてからしばらくすると、赤く腫れてかゆみを伴った皮膚炎を発症します。なお、雌のツメダニは卵→幼虫→第1若虫→第2若虫を経て雌成虫となるのですが、雄は第1若虫からそのまま雄成虫になります。
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