ダニを退治するためにダニ捕りシートを使っても効果が実感できないワケ

毎年春を過ぎた頃からダニが増え始め、梅雨の時期には爆発的に増殖を繰り返します。そんなダニを退治しようと、同時期から活発化されるのがダニ捕りシートの広告です。

「ダニコロリ」や「ダニ捕りロボ」、「ダニ捕りダディ」などをよく見かけるのではないかと思います。こういった広告でダニについての知識をつけて、ダニ退治のために実際に注文をしてみたものの、ダニを退治できているのかどうか分からない。ダニ捕りシートがしっかり活躍してくれているのかどうか分からない・・・そう感じているのではないでしょうか。

何故ダニを退治する事ができないのか

満を持してダニ捕りシートを注文してみたのに、効果が実感できないというのは本当に痛手です。

・使い方はあっているのか
・単純に効果がないのか
・そもそもダニは本当に居るのか

色々な事を考えてしまうと思います。実は、ダニ捕りシートを使用してもダニを退治する事ができないと感じるのにはいくつかの理由が考えられます。

ダニ捕りシートの効果の範囲を見誤っている

ダニ捕りシートは意外と効果の範囲が狭いです。殆どのシートが畳1畳程度の範囲しか効きません（ダニコロリは5～8畳）。つまり、一台のベッドに使用するのであれば然程問題はありませんが、広いカーペットや、お子様と一緒に敷布団で眠られていて、敷布団を何枚か使用している場合はダニ捕りシート1枚では、効果の範囲が狭いので足りません。

ダニ捕りシートの殆どが一つ購入すると2枚や3枚同梱されているのは、こういった事が理由でもあります。ダニ退治を広範囲で行いたい場合は、ダニ捕りシートの効果の範囲をしっかりと把握してから使用しましょう。

ダニ捕りシートのダニ捕獲数と既存のダニ数のバランスがあっていない

上記と似た内容ですが、布団などにはピーク時には数百万匹ものダニが存在していると言われています。そこにダニ捕りシートを1枚置いても・・・到底1枚では数百万ものダニをダニ捕りシートに捕獲する事はできません。

ダニ捕りシート1枚で捕獲できるダニの総数はせいぜい数十万匹なので、数百万匹いるダニの退治には数が合いません。

しかもダニ捕りシートは1ヶ月～3ヶ月置きっぱなしにします。それで捕獲できるダニの総数はせいぜい数十万匹です。しかし、そこには数百万匹のダニが存在していますし、高温多湿では増殖も早いのでダニ捕りシートで捕獲しながらも、新しいダニが生まれてきているので、ダニが増えるスピードに勝つスピード感でダニを捕獲していく事が求められます。

これを現実にはするには、やはりダニ捕りシートを同時に複数枚使用する事が絶対的に必要になります。これは効果の範囲云々の問題ではありませんので、どのダニ捕りシートも同じだと考えてください。

ダニ捕りシートの使い方が間違っている

ダニ捕りシートはシートを置くだけなので使い方を間違えるという事は考えにくいです。ただ、大きな意味で使い方を間違えているというのは、上記の事も踏まえると間違えているかもしれません。

ダニを捕獲できるスピード感が、ダニが増えるスピード感に勝事が絶対条件なので、そこを見誤らないように考えましょう。

ダニ捕りシートで簡単にダニを退治するために必要な事

ダニ捕りシートでダニを退治する事で重要なポイントについて説明してきましたが、これまでの事を踏まえると、ダニ捕りシートを1箱買うだけでは到底退治できません。

ダニを退治できた！！と思う頃には既にダニがかなり少なくなっている冬になってしまう事も考えられます。

こういった事をなくすためにも、ダニ捕りシートを有効活用するには、とにかくダニの早期対策が重要です。

どうしてもダニが気になってくる6月～9月にダニ対策を始めようと考えがちですが、それでは遅過ぎます。ダニ対策をするのであれば、2月か3月頃から始めておく必要があります。

それだけ早い時期からダニ対策を始めておけば、ダニもまだまだ少ないですし、ダニ捕りシートを使用して増殖する前にダニを退治する事が可能なのでおすすめです。

ダニにお悩みの場合は早め早めの対策を意識するようにしましょう。

【こちらもおすすめ】

ダニピーク時にダニを退治するための絶対条件

ダニ対策は早め早めに行うに越した事はありませんが、なかなかそうもいきませんよね。それでは梅雨や、夏になってからダニ対策をするにはどうしたら良いのか、夏になってからの一番効果的なダニ対策は、ダニ捕りシートと掃除のダブルパンチです。

毎週敷布団などを洗濯するのは無理があるので、2～3週間に一回掃除洗濯をしながら、ダニ捕りシートを使う事が一番理想的なダニ対策です。

敷布団や毛布、タオルケットなどはコインランドリーで洗濯・乾燥を行うと、それだけでもダニ対策としては有効です。そこにダニ捕りシートも使えばかなり効率的にダニ退治が行えます。

また、洗濯・乾燥だと乾燥の時にダニの死骸が布団などに残ってしまうので、続けて行うのが面倒なのであれば、またなるべく早い時期に洗濯・乾燥を行いましょう。

こういった面倒なダニ対策をしないで済むのがダニ捕りシートのメリットなので、ダニ捕りシートのメリットを存分に発揮するためにもなるべく早い時期（2月～3月）からダニ捕りシートでダニ対策を行いましょう。

ダニはどう頑張っても毎年必ず出てくる生き物なので、今年は無理でも来年こそ早い時期からの対策を心がけましょう。
　

【こちらもおすすめ】