ダニは湿気が高くなると増える、高温多湿を好む生き物です。そこで疑問になるのが、梅雨明けした場合、雨が少なくなるので湿度は下がります。そうなると、ダニが増えるスピードは遅くなるのでしょうか。
気温が上がったとしても湿度も並行して高くないとダニはそこまで爆発的に増えなくなるかもしれません。それでは梅雨を過ぎればダニの増殖は落ち着くのかどうなのか、紹介していきます。
目次
梅雨明け後のダニについて
梅雨が明ければダニが増えなくなるんじゃないか・・・と思われるかもしれませんが、実はそんな事はありません。とくに敷布団のダニは変わらず増殖していきます。
それは何故なのか・・・梅雨が明けるという事は気温も上がっていきます。気温が上がるとなると、汗も多くかきますよね。
夜眠る時にエアコンを使っていたとしても一晩中使う人は少ないのではないかと思います。そうなると寝汗をかき、敷布団が湿ってしまい湿度が上がります。湿度が上がればもちろんダニは増えます。
更にダニは人の垢を餌にするので、梅雨明けの汗が更に増える季節が大好きなのです。更に夜の気温は20~30℃の時が多く、この気温もダニがもっとも活発化する気温なので、人が夜眠っている時こそがダニが一番好む環境だと言えます。
人が眠っている無防備の時にダニはどんどん増えていき、肌の痒みを引き起こしたり、鼻がムズムズしたりツメダニに刺されて痒くなったりと、色々な事が起きてしまいます。
つまり、梅雨が明けたからといって油断はできず、ダニはどんどん増えていってしまいます。
ダニ対策を行う正しい方法
先ずカビやダニを何とかしようとすると、簡単に思い浮かぶのが換気や、掃除機によるこまめな掃除などの対策です。
これらの行為も意味がないとまでは言いませんが、カビはなんとかできてもダニの対策、退治・駆除と考えると、これだけでは到底足りません。
・換気
空気を入れ替えるだけだと、部屋の湿度はコントロール出来ますが、既に発生しているダニに対しては無意味です。
・掃除機
掃除機でいくら吸っても、布団の繊維に潜り込み、爪を使ってしがみ付いているダニを全て吸い込む事は出来ません。先に充電が切れてしまいます。
衣類や布団の天日干しや洗濯は?
・衣類や布団の天日干し
衣類や布団をいくは干してもダニは影の部分に逃げ込むので、全てのダニを退治・駆除するのは不可能です。
※布団叩きで叩いても、死ぬダニもいますが、人間のアレルギーの原因になる死骸は残るので、苦労した割にダニ対策としては弱いです。
・洗濯
布団の洗濯は有効ですが、数十万匹と生息している布団の中のダニは洗濯だけでは退治・駆除しきる事はできず、乾燥機にかけても死骸が残るので、洗濯→乾燥→洗濯→乾燥・・・と何回か繰り返す必要があります。
手間はかかりますが、何回か繰り返せば、他の方法よりも遥かに有効です。
※但し、洗濯機や乾燥機にダニが残ってしまう可能性もあります。
これらのダニ対策でも無意味ではないですが、労力の割に成果が低いので、ダニ対策には本当に悩まれている方が多いです。
ぬいぐるみのダニ対策も同様に難しい
ぬいぐるみは洗濯機で丸洗いもできますが、布団と同様で洗濯だけではダニを完全に退治・駆除する事はできません。また、ぬいぐるみは布団や毛布と違ってなかなか乾燥機にはかけられないですよね・・・その分ダニ対策としては弱いですし、ぬいぐるみはなかなか乾かないので、ぬいぐるみの中にたまった湿気はダニの大好物になってしまいます。
そこで今、労力を掛けずに簡単にダニを退治・駆除する事ができるとして人気なのが、ダニ捕りシートです。
ダニ捕りシートとは
今ダニを退治・駆除する方法として人気を集めているダニ捕りシートとは、専用のシートの中にダニを誘引し、そこから逃がさずに死滅させるものや、シートの中に留めて、そのままゴミ箱に捨てるタイプなどがあります。
シートの中の粘着でダニを逃がさないものや、シートの中で餌を食べさせているうちに、ダニを乾燥させて死滅させるタイプがあります。※ダニは身体の80%が水分で出来ているため、乾燥させられることに弱く、死滅してしまうのです。だからこそ、ダニは湿気が多い場所を好みます。
使用目的 | ダニを捕まえる |
ダニ捕獲方法 | 誘引剤を使用 |
ダニ捕獲後 | ・乾燥タイプ ・閉じ込めタイプ ・粘着タイプなど |
有効場所 | 屋内 |
捕獲可能なダニ | ・チリダニ ・ツメダニ ・イエダニなど屋内のダニ |
注意点 | マダニなど屋外のダニは使用不可 |
ダニ捕りシートでダニを退治・駆除するメリットとデメリット
ダニ捕りシートでダニを退治・駆除するメリット
1.安全性が高い:ダニ捕りシートには、化学物質を使用せず、粘着剤のみでダニを捕らえるものがあります。 そのため、人やペットへの影響が少なく、安全性が高いとされています。
2.使い方が簡単:ダニ捕りシートは、設置するだけで簡単に使用できます。また、移動させることもできるため、ダニが発生している場所に合わせて自由に設置できます。
3.ダニの観察にも役立つ:ダニ捕りシートには、捕獲されたダニの種類や数を確認することができます。 そのため、ダニの発生状況や種類を把握することができ、適切な対策を立てることができます。
ダニ捕りシートでダニを退治・駆除するデメリット
1.効果が限定的:ダニ捕りシートは、粘着剤でダニを捕獲するため、ダニが発生している場所に限定されます。また、成虫のダニしか捕獲できないため、卵や幼虫などのダニには効果がありません。
2.交換の頻度が必要:ダニ捕りシートは、一度使用すると、その粘着力が低下するため、定期的に交換する必要があります。 そのため、長期的に使用する場合、コストがかかる可能性があります。
3.設置場所に制限がある:ダニ捕りシートは、設置する場所に制限があります。例えば、風通しの良い場所や、直射日光の当たる場所では、接着力が低下するため、効果が遅くなる場合があります。
ダニ捕りシートを使ったダニ退治・駆除方法は結局どうなの?
上記でお伝えしたダニ捕りシートは粘着タイプのものなのですが、実はダニ捕りシートには他にも種類があります。
ダニ捕りシートの中でおすすめしたいのが、ダニを誘引し、シートの中で乾燥させて退治・駆除するタイプのダニ捕りシートです。
ダニを誘引し、乾燥させて退治・駆除するダニ捕りシートとは
ダニを退治・駆除する方法というのはいくつかありますが、ここ数年で一気に流行ってきているダニの退治・駆除方法が、ダニを誘引し、乾燥させて退治・駆除するダニ捕りシートの「ダニコロリ」です。
くらしラボのスマイルストアにて販売されているダニ捕りマット(シート)の「ダニコロリ」は、ゴキブリホイホイのように、ダニにとって魅力的な香りなどでダニを誘い込み、ダニコロリの中で餌を食べながら乾燥剤の効果でダニ自身を乾燥させていきます。
ダニ捕りシート | 乾燥タイプ |
ダニ誘引剤 | 豆粕、小麦加工物 |
ダニ乾燥剤 | 植物繊維乾燥剤 |
香料 | 緑豆 |
サイズ (長さx幅x高さ) | 20 x 15 x 5 cm |
有効範囲 | 1枚で5〜8畳 |
捕獲可能なダニ | ・チリダニ ・ツメダニ ・イエダニなど屋内のダニ |
枚数 | 3枚同梱 |
使用上の注意 | ・水に濡れないようにしてください ・ご使用中にお身体に異常が見られた場合はすぐに使用を中止してください ・お子様の手には届かないところに保管してください ・保管する場合は、高温多湿の場所を避けて保管してください ・1ヶ月経過したら家庭用のゴミとして処理してください(各自治体の指定に従ってください) |
販売会社 | 株式会社くらしラボ(Kurashi-Labo inc.) |
ストア名 | スマイルストア |
住所 | 東京都江東区門前仲町1-6-4 |
電話番号 | 0120-044-904 |
公式ページ | https://kurashi-labo.co.jp/ |
ダニの身体は8割が水分で出来ている
何故ダニ自身を乾燥させる事が有効的なのかというと、それはダニの身体の8割が水分で出来ているからなのです。
だからこそダニは湿気を好む傾向にあります。
つまり、ダニを乾燥させればダニは物理的に弱り、力尽きていく・・・というものです。
これがダニを退治・駆除していくダニコロリの効果です。
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効率的なダニ退治・駆除の方法は?
1.換気をしっかり行う:ダニは湿気を好むため、換気をしっかりと行い、部屋の湿気を下げることが大切です。
2.掃除をこまめに行う:ダニはホコリに付着していることが多いため、こまめに掃除を行うことが大切です。
3.エッセンシャルオイルを使う:エッセンシャルオイルにはダニを退治する効果があります。例えば、ティーツリーやユーカリなどのオイルを加湿器に入れて使用することで、ダニの発生を抑えることができます。
4.ハーブを使用する:ダニには、ニームやクローブなどのハーブが効果的です。
5.ダニ捕りシートを使用する:ダニ捕りシートは、化学物質を使用せず、安全にダニを捕獲することができます。定期的に交換することで、環境に優しいダニ退治を行うことができます。
これらの方法を組み合わせることで、効率的なダニ退治・駆除を行うことができます。
ただし、一度行うだけでは効果が薄いため、全て定期的に行うことが大切です。
この5つの項目を全て定期的に行うのはかなりの労力が必要だったりするので、効率的にダニ捕りシートを活用することをおすすめします。
そのために、ダニを乾燥させて退治・駆除するダニコロリがおすすめです。
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ハウスダストとはどんなもの?
「ハウスダスト」は、室内塵のことで、アレルギーを引き起こすいくつかのアレルゲンが混合したものです。
ハウスダストは室内の埃で、大まかにはヒトの皮屑(フケ)、花粉、土、スス、灰、繊維、植物片などの混合物です。室内環境でのハウスダストの摂取量等の影響を調査する場合には、比較的大きい、毛髪、小石、木片、紙くずなどの夾雑物を除いたものをハウスダストといいます。
ハウスダストは粒子状物質と繊維状物質に分けられますが、粒径ごとの濃度分布は生活習慣や住環境の違い(土足かどうかや家屋の気密性など)にもよるといわれています。
ハウスダストとしてのダニ
チリダニの仲間は140種類におよぶと言われています。アレルゲンとして重要なのはコナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニ、シワダニなどで、特に前2者が多いです。これらのダニは宿主に寄生せず、動物のフケや花粉、カビなどの胞子・菌糸、細菌、植物の繊維などを栄養源としています。世界中に広く分布しており、まずダニのいない家はないといっても過言ではありません。
大きさは0.1~0.2ミリで、糞の粒は10~40マイクロメートルしかなく、かなり小さいです。これらおよびその破片などが空中に飛散し、吸入されるなどしてアレルギー症状の原因となります。
メスは毎日数個の卵を産み、卵から成虫になるまで3週間かかります。寿命はおよそ100日程度。温度25~28度、60~70%前後の高湿度の条件でよく繁殖します。温度20度以下、湿度50%以下では著しく発育が制限されることもあります。季節変化としては寒冷期には少なく、温度と湿度の高い季節に増加します。たとえば東京においては4月から増加しはじめ、7~9月にピークを示すという調査結果があります。
アレルギー患者宅における調査では、居間よりは寝室に多く、敷布団より毛布に多い傾向がありました。しかし、布団よりもソファーやじゅうたんに多いという調査もあり、これらは各家庭での条件が異なるためと考えられています。
これらに対処するためには、粉塵を巻き上げないような方法での掃除が推奨されます。根本的には、じゅうたんなどの奥深くに潜むダニを掃除機をゆっくりかけて吸い出し、かつダニの食物となるものを減らし、温度と湿度に気をつけることが必要です。一般的な方法での布団の天日干しなどは、その温度上昇によってもダニを殺すことはほとんどできませんが、乾燥は発育などを阻害する効果があります。
ハウスダストの影響
ハウスダストはアレルギー性疾患の他に、電気製品の故障、電気プラグ接続部からの火災(トラッキング火災)などの原因となると考えられます。
ハウスダストアレルギー
ハウスダストはアレルギー性疾患を引き起こす抗原(アレルゲン)として知られており、その多くは動物性の物質(ダニなど)ですが、植物性の物質(花粉症の原因となる花粉など)やプラスチック製品から削り取られた微量な物質(またそれらに付着した化学物質)もアレルギー性疾患の原因になっているとされています。
通年性のアレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルゲンとして主なものとなっています。
ハウスダストのアレルギー検査
上記のようにハウスダストは複数のアレルゲンが混合したものです。そのため、その検査に陽性だった場合、さらにいくつかのアレルゲンによる検査をし、ハウスダストのうちの何にアレルギー反応を起こすのかを特定し、セルフケアとしてその抗原に対処することが望ましいです。
しかし、実際のアレルギー検査の際には複数のアレルゲンを同時に検査することが多いため、その際にハウスダストとダニの項目が同時に陽性になっていれば、それはほぼダニに対するアレルギーがあると考えて矛盾はありません。ハウスダストに反応するのにダニには反応しない場合、さらに詳細なアレルゲン検索が行われることがあります。
なお、アレルギー検査の項目として示されるものに、ハウスダスト1とハウスダスト2などのように数字がふられている場合があります。これはアレルゲン抽出物の製造元の違いによるもので、含まれるアレルゲンの種類と量がやや異なります。
ハウスダストによるアレルギーを考えた時に、ダニは切っても切り離せない存在です。ダニ対策は早め早めに行うことが推奨されます。
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