このページのポイント
- 洗濯機にダニが溜まる?
- 洗濯機で毛布や洋服を洗うとダニは移る?
- 洗濯機や乾燥機でダニは?
- 洗濯機のダニ退治・対策の方法
洗濯機の中にダニっているの?いるなら退治したいし、ダニの対策の方法を知りたい!そういった声も多く聞きます。昨今増えているドラム式洗濯機や乾燥機の使用でダニはどうなるのか、ダニのついた毛布や洋服を洗うとどうなるかなど、洗濯槽のダニ対策を紹介したいと思います。
目次
洗濯機に本当にダニは溜まるのか
洗濯機は洋服などを洗い、清潔を保つためのものですが、洋服などにはダニがついています。洗濯機で毛布を洗ったりもすると思うのですが、毛布には大量のダニが住み着いています。つまり、ダニのついた洋服や毛布を洗濯機で洗うと排水をしてもダニは洗濯機に残ります。
洗濯機に残るダニは死んでしまっている個体もいますが、生きている個体もいます。洗濯機は水を使うだけあり、湿度が高く、ダニが喜ぶ環境です。
洗濯機で毛布や洋服を洗うとダニは移る?
ダニが沢山住み着いている毛布と洋服などをいっしょに洗うと、毛布に住み着いていたダニがいっしょに洗濯したものに付着してしまう可能性があります。
更に洗濯したあとに乾かすために天日干しなどをすると、湿った洗濯物でダニは湿度を得て元気になっていくことも考えられます。ダニは80%が水分で出来ている生き物なので、湿度が高い場所が大好きなのです。
また、毛布から洋服にダニが移ってしまうと、その洋服を着ているだけで首元や背中、腕が痒くなったりするので厄介です。
洗濯機や乾燥機でダニは?
今はご家庭でも乾燥機を導入しているお宅も増えており、洗濯物を干すことをせずに乾燥機で済ませたりします。ダニは80%が水分で出来ている分、乾燥機は有効です。乾燥機で長時間高温を与えることにより、ダニの多くは死滅します。
しかし、乾燥機は乾かすだけなので、死滅したダニはそこに残ってしまいます。ダニの死骸こそアレルギーの原因になってしまうので、厄介なのです。
乾燥機付きのドラム式洗濯機で乾燥を行っても同じ事で、乾かした後、次に洗濯するための洗濯物を入れると、ダニの死骸が洗濯物につきます。それでも洗濯を行う事によってダニの死骸の多くは流れていきますが、それでも残ってしまうからダニは本当に厄介なのです。
ここまでのポイント
- 洗濯機にダニは残る
- 洗濯機を通じてダニは洗濯物に移る
- 乾燥機にはダニの死骸が残りアレルギーの元になる
洗濯機のダニ退治・対策の方法
それでは洗濯機に残ってしまったダニなどはどのように退治、どのように対策をすれば良いのかについて紹介していきます。先ず重要なのは、洗濯機に入れる前の対策です。そもそもダニが付いてしまっている物を洗濯するから洗濯機にダニが残ってしまうからです。
しかし、先ずは洗濯機に残ってしまったダニをどうすれば良いのかを先に紹介します。
洗濯機に残ったダニは空洗いで洗い流す
洗濯槽にこびりついているであろうダニを退治する場合は、洗濯物を入れずに「洗い」と「脱水」のみで運転する空洗いを行いましょう。そうする事によって洗濯槽にこびりついたダニの大半は洗い流せます。逆に空洗いなどで洗濯槽のケアをしないとダニは増え続けてしまう可能性もあるので気をつけましょう。
洗濯機に入れる前に洗濯物のダニを撃退する
ダニがついた洗濯物を洗うからダニが洗濯槽に残ってしまう。それなら洗濯物にダニがつかないようにすれば良い・・・という事になりますよね。そのためには日頃からのダニ対策が重要になります。
洗濯機で洗うのは洋服が殆どで、バスタオルなどタオル系や毛布も洗いますね。これら全てにダニ対策を行うのが理想ですが、全てを念入りにケアするとなるとかなりの労力です。
そこで簡単にダニ対策をするための道具として近年選ばれているのがダニ捕りシート(マット)です。ダニ捕りシート(マット)は置くだけでダニを誘引し、退治・駆除してくれるので多くのご家庭で選ばれているダニ対策法です。
このダニ捕りシート(マット)をマットレスの下や、洋服を閉まっている衣装ケースの中、タオルなどを閉まっている場所に置いておけばそれで良いのです。更にダニ対策を確実に行いたい場合は、洗濯物を洗濯機に入れる前に置いておく洗濯カゴの下に置いておくのも効果的です。
※ダニ捕りシート(マット)は濡らすと本来の効果を発揮することができないので、洗濯カゴの近くに置く場合は濡れたタオルなどが付着しないように気をつけましょう。
それではここからは、ダニ捕りシート(マット)について紹介します。
ダニ捕りシート(マット)とは
今ダニを退治・駆除する方法として人気を集めているダニ捕りシート(マット)とは、専用のシートの中にダニを誘引し、そこから逃がさずに死滅させるものや、シートの中に留めて、そのままゴミ箱に捨てるタイプなどがあります。
シートの中の粘着でダニを逃がさないものや、シートの中で餌を食べさせているうちに、ダニを乾燥させて死滅させるタイプがあります。※ダニは身体の80%が水分で出来ているため、乾燥させられることに弱く、死滅してしまうのです。だからこそ、ダニは湿気が多い場所を好みます。
使用目的 | ダニを捕まえる |
ダニ捕獲方法 | 誘引剤を使用 |
ダニ捕獲後 | ・乾燥タイプ ・閉じ込めタイプ ・粘着タイプなど |
有効場所 | 屋内 |
捕獲可能なダニ | ・チリダニ ・ツメダニ ・イエダニなど屋内のダニ |
注意点 | マダニなど屋外のダニは使用不可 |
ダニ捕りシート(マット)でダニを退治・駆除するメリットとデメリット
ダニ捕りシート(マット)でダニを退治・駆除するメリット
1.安全性が高い:ダニ捕りシート(マット)には、化学物質を使用せず、粘着剤のみでダニを捕らえるものがあります。 そのため、人やペットへの影響が少なく、安全性が高いとされています。
2.使い方が簡単:ダニ捕りシート(マット)は、設置するだけで簡単に使用できます。また、移動させることもできるため、ダニが発生している場所に合わせて自由に設置できます。
3.ダニの観察にも役立つ:ダニ捕りシート(マット)には、捕獲されたダニの種類や数を確認することができます。 そのため、ダニの発生状況や種類を把握することができ、適切な対策を立てることができます。
ダニ捕りシート(マット)でダニを退治・駆除するデメリット
1.効果が限定的:ダニ捕りシート(マット)は、粘着剤でダニを捕獲するため、ダニが発生している場所に限定されます。また、成虫のダニしか捕獲できないため、卵や幼虫などのダニには効果がありません。
2.交換の頻度が必要:ダニ捕りシート(マット)は、一度使用すると、その粘着力が低下するため、定期的に交換する必要があります。 そのため、長期的に使用する場合、コストがかかる可能性があります。
3.設置場所に制限がある:ダニ捕りシート(マット)は、設置する場所に制限があります。例えば、風通しの良い場所や、直射日光の当たる場所では、接着力が低下するため、効果が遅くなる場合があります。
ダニ捕りシート(マット)を使ったダニ退治・駆除方法は結局どうなの?
上記でお伝えしたダニ捕りシート(マット)は粘着タイプのものなのですが、実はダニ捕りシート(マット)には他にも種類があります。
ダニ捕りシート(マット)の中でおすすめしたいのが、ダニを誘引し、シート(マット)の中で乾燥させて退治・駆除するタイプのダニ捕りシート(マット)です。
ダニを誘引し、乾燥させて退治・駆除するダニ捕りシート(マット)とは
ダニを退治・駆除する方法というのはいくつかありますが、ここ数年で一気に流行ってきているダニの退治・駆除方法が、ダニを誘引し、乾燥させて退治・駆除するダニ捕りシート(マット)の「ダニコロリ」です。
くらしラボのスマイルストアにて販売されているダニ捕りマット(シート)の「ダニコロリ」は、ゴキブリホイホイのように、ダニにとって魅力的な香りなどでダニを誘い込み、ダニコロリの中で餌を食べながら乾燥剤の効果でダニ自身を乾燥させていきます。
ダニ捕りシート | 乾燥タイプ |
ダニ誘引剤 | 豆粕、小麦加工物 |
ダニ乾燥剤 | 植物繊維乾燥剤 |
香料 | 緑豆 |
サイズ (長さx幅x高さ) | 20 x 15 x 5 cm |
有効範囲 | 1枚で5〜8畳 |
捕獲可能なダニ | ・チリダニ ・ツメダニ ・イエダニなど屋内のダニ |
枚数 | 3枚同梱 |
使用上の注意 | ・水に濡れないようにしてください ・ご使用中にお身体に異常が見られた場合はすぐに使用を中止してください ・お子様の手には届かないところに保管してください ・保管する場合は、高温多湿の場所を避けて保管してください ・1ヶ月経過したら家庭用のゴミとして処理してください(各自治体の指定に従ってください) |
販売会社 | 株式会社くらしラボ(Kurashi-Labo inc.) |
ストア名 | スマイルストア |
住所 | 東京都江東区門前仲町1-6-4 |
電話番号 | 0120-044-904 |
公式ページ | https://kurashi-labo.co.jp/ |
ダニの身体は8割が水分で出来ている
何故ダニ自身を乾燥させる事が有効的なのかというと、それはダニの身体の8割が水分で出来ているからなのです。
だからこそダニは湿気を好む傾向にあります。
つまり、ダニを乾燥させればダニは物理的に弱り、力尽きていく・・・というものです。
これがダニを退治・駆除していくダニコロリの効果です。
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効率的なダニ退治・駆除の方法は?
1.換気をしっかり行う:ダニは湿気を好むため、換気をしっかりと行い、部屋の湿気を下げることが大切です。
2.掃除をこまめに行う:ダニはホコリに付着していることが多いため、こまめに掃除を行うことが大切です。
3.エッセンシャルオイルを使う:エッセンシャルオイルにはダニを退治する効果があります。例えば、ティーツリーやユーカリなどのオイルを加湿器に入れて使用することで、ダニの発生を抑えることができます。
4.ハーブを使用する:ダニには、ニームやクローブなどのハーブが効果的です。
5.ダニ捕りシート(マット)を使用する:ダニ捕りシート(マット)は、化学物質を使用せず、安全にダニを捕獲することができます。定期的に交換することで、環境に優しいダニ退治を行うことができます。
これらの方法を組み合わせることで、効率的なダニ退治・駆除を行うことができます。
ただし、一度行うだけでは効果が薄いため、全て定期的に行うことが大切です。
この5つの項目を全て定期的に行うのはかなりの労力が必要だったりするので、効率的にダニ捕りシート(マット)を活用することをおすすめします。
そのために、ダニを乾燥させて退治・駆除するダニコロリがおすすめです。
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洗濯にいる確率が高いダニ
チリダニ(ヒョウヒダニ)
「チリダニ(ヒョウヒダニ)」は、節足動物門クモ形綱ダニ目チリダニ科の1属である、チリダニとも呼ばれています。
体長0.3〜0.4mm。ほぼ年間を通して見られます。人などの表皮を好むことからこの名がつけられました。動物の巣内や人家などに普通に生息しています。特に人家では、カーペット、ベッド、枕、布団、ソファーなどから多く見つかります。ヒョウヒダニ属のうち、室内塵生息性のダニ類では特に主要なコナヒョウヒダニ(D. farinae)とヤケヒョウヒダニ(D. pteronyssinus)の2種は特に人との関係が深く、人家に極めて普通に生息します。ただし、ツメダニなどのように人を刺したりすることはありません。温度20~30℃、湿度60~80%程度を好みます。ヒョウヒダニの体や死骸、糞などは、それらに由来するタンパク質等が気管支喘息や鼻炎といったアレルギー性疾患の原因(アレルゲン)となり、ハウスダストの原因の一つとしても知られています。ヒョウヒダニの餌は、ほこりやヒトのフケ・アカ、食品のクズ、昆虫の死骸など。フケ・アカ・汗などにおいて、1gあたりおよそ300匹生息しているといわれています。ヒョウヒダニの駆除・予防方法としては、発生源が絨毯や毛布などであることから、日頃の掃除機掛けなどが挙げられます。しかし、日頃のこまめな掃除などではなかなか全てを退治・駆除できないので、ダニ捕りシート(マット)の使用を推奨します。
ツメダニ
「ツメダニ」は、ダニ目前気門亜目ツメダニ科に属するダニの総称。人を刺し、皮膚炎を発症させます。
顎体部の触肢が強大で、大きな爪を持つため、この名があります。体長0.2〜1.0mm。淡黄橙色。梅雨時、秋口に増殖し、特に夏場に活発に活動し、人への被害も出やすくなります。ヒョウヒダニやコナダニなどを捕食し、体液を吸います。ツメダニは高温多湿の場所を好み、人家のカーペットや畳、布団などに発生します。特にヒョウヒダニやコナダニなどが人家に大発生した場合は、それらを餌とするツメダニが二次的に発生しやすいです。夜間に人を刺し、体液を吸います(吸血はしない)。特に膝、股、腕、脇の下、首から胸などの部位が刺されやすいです。これにより、刺された人は刺されてからしばらくすると、赤く腫れてかゆみを伴った皮膚炎を発症します。なお、雌のツメダニは卵→幼虫→第1若虫→第2若虫を経て雌成虫となるのですが、雄は第1若虫からそのまま雄成虫になります。
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